パリオリンピックのレスリング女子53キロ級日本代表の藤波朱理(ふじなみ あかり)選手。
金メダルが期待される若干20歳の選手です。
そんな藤波朱理選手は前回の東京オリンピックには出てなかったんですよね?
「なぜ東京五輪に出場できなかったのか?」が気になるという声も多いようです。
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藤波朱理が東京五輪に出場していなかった!
出身地の三重県四日市市立西朝明中学校の2年生時(2017年)から2024年のパリオリンピック前まで、驚異の133連勝中の藤波朱理選手。
オリンピック3連覇の「霊長類最強」と言われた、吉田沙保里さんの119連勝を19歳で超えています。
中学、高校時代からすでに頭角を表してきた藤波朱理選手ですが、2021年の東京オリンピックには日本代表で出場していませんでした。
藤波朱理選手のパリオリンピック金メダルが有力視されていることから、2024年7月現在も
「なぜ東京オリンピック出てなかったのか?」
と気になる意見があがっています。
藤波朱理が東京オリンピックに出てない理由は?
藤波朱理選手が2021年の東京オリンピックに出場できなかったのは、
「別の選手が藤波朱理選手と同階級の日本代表に選ばれたから」
という理由になります。
オリンピックにおけるレスリング競技(女子)の階級は6つ。
それぞれに日本代表1人が決定しますが、藤波朱理選手の階級である53キロ級は志土地真優選手(東京オリンピック当時は向田真優)が出場しました。
ここで疑問が湧きますよね?
連勝記録を更新し続ける藤波朱理選手ではなく、志土地真優選手が東京オリンピックの代表になったのか?
そこには藤波朱理選手がどれだけ強くてもオリンピックに出場できない理由があったのです!
藤波朱理が年齢制限で出場できなかったから!
藤波朱理選手が東京オリンピックに出場できなかった、もう一つの最大の理由が
年齢制限に引っかかり出場できなかった
というものです。
とはいえ、国際オリンピック協会(IOC)は、オリンピック出場への年齢制限は設けていません。
年齢制限なければ、五輪に出場できるでしょ?
そう思いますよね?
藤波朱理選手が東京オリンピックに出場できなかったのは、オリンピック年齢制限ではなく、
オリンピックに出場するための代表選考会に年齢制限で出場できなかった
という理由からなんです。
2019年開催の全日本選手権の出場資格は
参加資格は、男女とも令和2年に「18歳以上」であり、規定の資格(成績)を得ている選手。男女とも、2018年天皇杯全日本選手権、2019年明治杯全日本選抜選手権の3位以内の者、及び高校生は階級の変更が認められる。
引用:日本レスリング協会
と定義されていました。
藤波朱理選手は2019年当時の年齢は16歳。
東京オリンピック出場権を獲得するのに必須である、全日本選手権に「出場することが不可能」だったのです。
年齢制限という壁があったことから、どれだけ強くても当時はオリンピックに挑戦すらできなかった、ということです。
今回のパリオリンピックでは、これまでの思いや厳しい練習を爆発させて、藤波朱理選手に金メダルを獲得してほしいですね!
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